- 物流企業
20/11/12
鴻池運輸、21年1月から抗菌・抗ウイルス施工サービスを開始
鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は10月、抗菌・抗ウイルス施工サービス事業を開始した。2021年1月以降、顧客の現場や一般企業に向けサービスを本格提供、新型コロナウイルスの感染拡大で高まる市場ニーズを取り込む。
「空気触媒セルフィール」の施工代理店契約をニチリンケミカル(同・同、森田邦治社長)と締結した。セルフィールは空気中の水分に反応して有害物質を無害化する成分を生成する触媒機能を持つ。光触媒と異なり、光(紫外線)が届きにくい場所・空間でも効果を発揮する。
効果は5年程度持続可能で、人体に無害なため幼稚園や病院での施工実績も多数あるという。素材を選ばず、ほぼどんなものにも施工可能。ニチリンケミカルの研修を受講した施工技士による管理のもと、壁や天井などに直接噴霧するため、施工時間も比較的短い。
新型コロナウイルスの世界的まん延の影響で、同社では今後さらに抗菌・抗ウイルス施工のニーズが拡大するとみている。社内の専門チームで施工技術者を育成後、KONOIKEグループ内の各種社内施設から抗菌・抗ウイルス施工を展開していく。