- 物流企業
20/11/12
SBS、日本物流未来ファンド初の投資先は千葉の軽貨物運送企業
SBSホールディングス(本社・東京、鎌田正彦社長)が日本政策投資銀行と共同設立した日本物流未来ファンドは11月6日、アイアンドアイ千葉中央(同・千葉市、城間勝社長)に出資した。SBSとのシナジー(相乗)効果を生かし同社の軽貨物事業を拡大する。
アイアンドアイ千葉中央は、年間売上高15億円規模の貨物軽自動車および一般貨物自動車運送を行う企業。主に千葉県と東京都東部でネットスーパー配送、ルート便、企業専属便などの軽貨物運送を行っている。
日本物流未来ファンドは、物流業界における事業承継および地域物流配送網の維持を目的としている。今回の投資契約は、SBSグループの小口配送網強化戦略と、アイアンドアイの事業拡大ニーズが合致したことから合意に至った。
同社は今後、営業網の拡充、収支・財務の改善、コンプライアンス(法令順守)体制の整備など、日本政策投資銀行とSBSグループのノウハウを活用したバリューアップ施策により競争力強化を図る。また、一定期間が経過した後はファンドを退出し、SBSグループに加入する。