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20/11/10

国分、マレーシアに4温度帯物流センターを稼働

 国分グループ本社(本社・東京、国分勘兵衛会長兼CEO)は9月1日、マレーシアの首都クアラルンプール近郊に低温物流センター「KFLM Shah Alam Warehouse」を開設した。経済成長による冷凍・冷蔵食品の消費量の増加で、高まるコールドチェーン物流の需要に応える。
 クアラルンプール近郊のシャー・アラムに立地し、付近には主要な高速道が3つあることから、マレーシア半島全域への配送が可能。規模は延べ床面積が約9275平方メートル。
 内訳は冷凍室(マイナス18℃~マイナス25℃)が2390・488平方メートル、冷蔵室(0℃~8℃)が1209・691平方メートル。エアコン室(15℃~20℃)が1855・831平方メートル。常温室が1264・503平方メートル。貨物の積み降ろし専用エリアが1384・255平方メートル。そのほか事務所などが1170・578平方メートル。冷蔵・冷凍加工品、常温食品、米、チョコレート、青果などを扱う。
 在庫精度や生産性向上のため、2千パレットの保管が可能な冷凍自動倉庫を導入。冷蔵エリアには在庫保管型センターに加え、冷蔵仕分けスペースのある通過型センター機能も備えている。
 さらに、食品に対する意図的な異物の混入などを防ぐ取り組みにも対応。厳しい基準で有害生物の防除や常時監視型の温度管理システム、トレーニングされたスタッフによる荷役作業、品質管理部門の設置なども行っている。