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20/11/04

JA三井リースとスターフェスティバル、冷凍冷蔵車リース事業の新会社設立

 総合リース大手のJA三井リース(本社・東京、古谷周三社長)と、軽貨物の空きスペースをシェアリングするサービス「スタロジ」などを展開するスターフェスティバル(同・同、岸田祐介社長)はこのほど、提携配送事業者に向けて「スタロジ」専用の冷凍冷蔵車両のリースを開始した。食の安全へのニーズを背景に高まる冷凍冷蔵輸送需要に応える。
 7月15日に、冷凍冷蔵車のリース事業を行う合弁会社「スタロジリース」(同・同、杉田剛社長)を共同で設立。スターフェスティバルが展開する、軽貨物車両の空き時間・スペースをシェアリングする物流サービス「スタロジ」事業の配送パートナー向けに専用車両を貸し出す。
 スタロジでは従来、クーラーボックスを活用して食品配送を行ってきた。加えて、近年の食の安全に対するニーズの高まりもあり、冷凍冷蔵車両による配送事業を開始。この事業を加速させるため、両社でリース会社を設立した。合わせてGPSを利用したオンデマンド配送機能も開発中で、数年内には2000台規模の運営体制の実現を目指す。
 両社は2020年1月に資本業務提携を行い、JA三井リースグループのリース・ファイナンス分野に関するノウハウと、スターフェスティバルのフードデリバリーに関するノウハウを掛け合わせ、多様な物流ニーズに合わせたソリューションを提供することを目指し、戦略的パートナーとして新事業を検討していた。