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20/10/29

楽天、千葉県市川市に「楽天ブックス」の新たな物流センター

 楽天(本社・東京、三木谷浩史社長)はこのほど、千葉県市川市にオンライン書店「楽天ブックス」の新たな物流センターを開設した。新システムの導入で物流処理能力を向上させ、書籍のEC(電子商取引)需要に対応する。
 伊藤忠商事(同・同、鈴木善久社長)が運営するマルチテナント型物流センター「アイミッションズパーク市川塩浜」の一部を賃借する。同社はこれまでも、同市内で2施設を楽天ブックスの物流センターとして稼働してきたが、2021年夏までに新センターへ機能を集約する。
 所在地は千葉県市川市千鳥町12ノ1および2。地上4階建てで、延床面積は約5万9100平方メートル、賃借面積は約2万2000平方メートル。首都高湾岸線千鳥町インターチェンジ(IC)から0・2キロメートルに位置している。
 同センターは業務自動化の新システムを導入し、従来の機械化施設より人員の作業工程を約30%削減する。さらに既存の2施設の集約で楽天ブックスの物流倉庫運営をより効率化し、在庫保管量を約1・5倍、1時間あたりの出荷件数を約1・3倍へと増強。翌日配送サービス「あす楽」の対象商品も拡大する。