- 物流企業
20/10/23
日通、「グローバルNVOCCセンター」を設立
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は10月1日、海運フォワーディング事業(NVOCC)の強化を目的とした「グローバルNVOCCセンター」(GNC)を設立した。
海運フォワーディング事業のさらなる成長のため、グローバルでの体制強化を図ることが狙い。GNCを設置するのは本社海外事業本部のグローバルフォワーディング企画部で、まずは10人体制スタートする。2021年をめどに、同本部はシンガポールに移転する。
今後は、海外現地法人が行っていた一部業務をGNCに集約。一括した利用船社の選定・購買、価格競争力のあるNVOCC商品の開発、海外各地で提供するロジスティクスサービスと組み合わせた新サービスの提供、サービス品質の向上・最適化のサポートなどを実施する。
同社は2019年4月に始動した5カ年の中期経営計画で、フォワーディング事業をコア事業の一つと位置付け、ベースカーゴである海外輸送の取り扱い拡大を目指している。日本発着の海運フォワーディング事業は、日本を中心とした事業基盤・顧客基盤の下、一定の存在感を有してきたが、成長にはさらなる体制強化が必要と判断した。