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20/10/22

日立物流、輸送効率化へ新サービス「SSCV-Smart」を提供開始

 日立物流(本社・東京、中谷康夫社長)は10月1日、トラック運行管理の効率化をサポートする新サービス「SSCV-Smart」の提供を開始した。同社の輸送デジタルプラットフォーム「SSCV」を構成するソリューションのひとつ。荷主・輸送企業のバックヤード作業を、従来のアナログからデジタルに転換し、物流業務の効率向上を後押しする。
 SSCVとは、Smart & Safety Connected Vehicleの頭文字を取った略称。Smart(効率化)、Safety(安全)、Vehicle(車両管理)の3つのソリューションで構成する「スマート安全運行管理システム」。物流企業の視点とテクノロジーの力を活用して輸送課題の解決を目指すほか、パートナー企業と協創してサービスの利便性向上を図る。

SSCVの説明

 この中で、スマートは求車・求荷、受発注、車両割付、帳票発行、請求などのバックヤード作業や管理業務をデジタル化する基本機能を担う。加えて、SSCV内の各ソリューションとつなげて安全管理や車両管理への機能拡張が可能。
 また、外部サービス連携でバース予約、労務管理、会計サービス、金融サービス、共同調達、人材支援などに幅広く活用できる。
 外部との協創の第一弾は、富士通交通・道路データサービスの適正運行ルート策定支援のシステムとの連携で、トラック運行計画の自動生成および運行指示書発行のサービスを提供している。

SSCV-Smart 基本機能