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20/10/14

鴻池運輸、大阪港に21年8月、鋼材の新倉庫

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は2021年8月、大阪港の人工島・舞洲に鋼材・重量物の輸出入専用の倉庫を新設する。沿岸荷役と保管、配送の拠点。約11億円を投資し、国内外の海上輸送のほかアジア各国間の輸出入に対応する。

新倉庫の外観(完成予定図)

 所在地は大阪市此花区北港白津1ノ12で、阪神高速道路湾岸舞洲出口から車で5分。敷地面積は7193平方メートル、上屋面積は3942平方メートル、北港白津岸壁に隣接しており、岸壁面積は3600平方メートル。最大5000トン船までの接岸が可能で、外航船・内航船を問わず、船舶を利用した大量輸送にも対応できるという。機械設備は天井クレーン3基、クローラクレーン1基、フォークリフト6台。
 大阪港近隣で鋼材・重量物を扱う同社倉庫は現在、一部で満床状態が続いている。今後も長期的な経済成長が予想されるアジア諸国向けの輸出業務のほか、主に韓国からの鋼材輸入業務の増加も見込み、今回の倉庫新設に至った。

 工事は今年6月に着工後、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で一時中断していたが、9月から再開している。