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20/10/13

佐川グローバルロジ、「最適化包装」で経済産業大臣賞

 SGホールディングスグループの佐川グローバルロジスティクス(本社・東京、森下琴康社長)は10月9日、日本包装技術協会主催の「2020日本パッケージングコンテスト」で、最高位の経済産業大臣賞を受賞した。
 受賞対象は、自動包装システム「Carton Wrap」を活用した輸送箱の最適化包装の取り組み。同社とシステム提供のアルテック、王子ホールディングス、王子コンテナーが4社共同で受賞した。こん包資材の削減、段ボール箱の在庫品種の削減、梱包作業の省人化、梱包サイズの最適化による物流費の削減などの効果が評価された。
 Carton WrapはSGグループの最新拠点「Xフロンティア」で新たに導入されたシステム。佐川グローバルロジスティクスは通販事業者向けの物流サービス「シームレスECプラットフォーム」を展開しており、注文ごとに異なる数量や商品ごとに異なる形状に対する包装の最適化で、こん包資材の削減や輸送効率の改善、荷主の物流費削減を後押ししている。
 「日本パッケージングコンテスト」は材料、設計、技術、適正包装、環境対応、デザイン、輸送包装、ロジスティクス、販売促進、アイデアなど、あらゆる機能から見て年間の優秀作品(グッドパッケージング賞)を選定するもの。

自動包装システム「Carton Wrap」

(左から)王子コンテナーの伏野裕社長、佐川グローバルロジスティクスの森下琴康社長、王子ホールディングスの石田浩一常務、アルテックの張能徳博社長