- 物流企業
20/10/12
ヤマト運輸、ダブル連結トラックの運行区間を宮城県まで伸長
ヤマト運輸(本社・東京、栗栖利蔵社長)は10月9日、新たにダブル連結トラック「スーパーフルトレーラSF25」を2台導入し、現在の運行区間である関東(神奈川県)・関西(大阪府)・九州(福岡件)間に加え、東北(宮城県)まで運行区間を伸長した。幹線輸送の効率化を推進する。
現在SF25が運行している厚木ゲートウェイ、関西ゲートウェイ、福岡ベース間に加え、新たに2台のSF25を導入し、厚木GWから宮城ベースまでの幹線輸送を開始する。
物流業界では幹線輸送を担う大型トラックドライバーの不足や高齢化が進む中、人事材確保が一層困難になることが見込まれている。SF25の導入で、積載量が従来の大型トラックの2倍となり、一度に大量の荷物が輸送可能となる。そのため、トラックドライバーの不足が顕著である長距離輸送をこれまでより少ない人数で運行可能となる。
関東、東北間の運航スケジュール例は、午後7時にトラクタとトレーラを連結し、宮城ベース(または厚木GW)を出発。午前1時に厚木GW(または宮城ベース)に到着。
ヤマト運輸は、「物流業界全体で幹線輸送のさらなる効率化を実現できるよう、引き続きSF25の効果的な運用を推進していく」とする。