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20/10/06

日通、シカゴ近郊に新倉庫を建設

新拠点のイメージ

 日本通運(本社・東京、斎藤充社長)は2021月1月、米国イリノイ州ウッドデールに新倉庫を開業する。同国でロジスティクス機能の拡充を図るとともに、経営計画で重点産業と位置付ける自動車や医薬品産業の取り組みを強化する。

スピーチをする阿部米州ブロック地域総括

 新倉庫の建設地はイリノイ州シカゴ近郊で、米国内の産業全般の集積地域。同施設は鉄骨造平屋建てで、施設面積は2万9498平方メートル。内訳は、倉庫が2万6377平方メートル、事務所ほかが3121平方メートル。海運貨物の輸出入の手配や混載貨物専用倉庫業務、国内トラック輸送、引越業務のほか、顧客のニーズに細やかに応じるサービスに携わる 荷姿変換や検品などの付帯作業、クロスドック業務など自動車関連の顧客からの多様なニーズにも応えられるように、ロジスティクス機能を強化する。またグループ会社のAssociated Global Systemsとの施設共有を含めた拠点再編を行うなどシナジー効果を図る。

 しゅん工に合わせ、現在ニューヨークにある米国日通本社を2階に移転する。本社部門、営業部門、作業現場一体型の拠点とすることで、事業展開のスピード化・効率化を図り、米国内事業の強化を推進する。

すき入れ式の様子