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20/09/29

GROUND、AI物流ソフトウェア「DyAS」の提供を開始

 GROUND(本社・東京、宮田啓友社長)は9月28日、物流施設での業務情報や内部・外部データを蓄積・解析し、在庫保管や物流作業の効率を向上させるAI(人工知能)物流ソフトウェア「DyAS」の提供を開始した。
 DyASは、拠点内在庫配置最適化、資源の配分最適化、シナリオプランニングの3機能と、可視化ツールで構成される。
 機能の特長としてはまず、作業量を基に最適な要員計画を作成できる。また、物流センター内のレイアウトや動線ルールをデジタル化し、倉庫管理システムの作業指示データと組み合わせて、作業者の移動距離を最短化する入出庫作業指示を作成する。
 倉庫で保管されている商品の出荷傾向と、保管商品の荷姿・重量、在庫ロケーション容積や庫内レイアウトなどの物理的制約を加味し、保管と作業の効率をバランスよく向上させることが可能。
 直感的に理解しやすいユーザインタフェースにより、作業状況をリアルタイムに把握することができ、倉庫内の処理能力の向上や計画通りの作業遂行を実現する。
 同社は、これまでにトラスコ中山と三菱倉庫でDyASの共同実証実験を行い、両社の物流施設内作業の生産性向上に寄与した。今後は日本ユニシスと共に、DyASを基盤とした物流エコシステムの創出を目指す。