- 物流企業
20/09/18
アサヒロジ、21年度末までに全拠点にドライバー指導員配置へ
アサヒロジスティクス(本社・さいたま市、横塚元樹社長)は2021年度末までにドライバー指導員を全拠点に配置する。未経験のドライバーのサポート体制を強化する。
同社は従来、埼玉県滑川市にある自社のドライバー研修施設「滑川福田センター」に、専任指導者を置いて研修を行ってきた。19年からは、ドライバー指導員を養成する「セーフティ・アクション・インストラクター(SI)制度」を創設し、指導内容の全社統一を推進。
SI制度は、各拠点のドライバーから研修施設の指導員と同レベルの人材を選出し、実技や座学研修を経て認定する制度。職務内容は①添乗指導・運転技能の見極めなどの安全指導②ドライバー業務への相談対応・不安の解消③指導監督指針について運行管理者に代わり指導・教育を行うーーなど。認定者には腕章と認定証が授与される。
9月23日に認定される第3期生を含め指導員は現在9人。指導員を各拠点に配置し、未経験者がドライバーデビューで感じる不安や課題に対し、各拠点で迅速な解決を図って事故撲滅や人材定着率の向上を目指している。
同社に入社する未経験者の割合は年々増加しており、2020年7月時点の新人研修では受講者の約半数が未経験者。今後も各拠点に順次、SI認定指導員を配置し、拠点と研修センターのダブルフォロー体制を強化する。
今月、これまでの1期および2期生の振り返り研修を実施したほか、10月に4期生、2021年1月には5期生の研修を予定している。