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20/09/14

Hacobu、9月14日に「MOVO Berth」リニューアル

 企業間物流の最適化を目指し、デジタル物流情報プラットフォーム「MOVO(ムーボ)」を提供するHacobu(本社・東京、佐々木太郎社長)は9月14日、トラック予約受付サービス「MOVO Berth」をリニューアルした。ユーザからの要望を元に「営業日設定」など新たに3つの機能を加えたほか、7つの既存機能で改良を施した。物流現場の業務効率改善に貢献する。
 MOVO Berthは、トラックバースの予約や物流施設の入退場受付をオンライン上で管理できるアプリケーション。同社はこれまでも2週間に1回のペースで、MOVO Berthの機能アップデートを行っており、今回、新たに加えられた新機能は①営業日設定②最低作業時間の設定③拠点ユーザーIDと配送業者ユーザーIDの統合――の3つ。
 営業日設定では、各拠点ごとに営業日設定ができるようになり、配送手配事業者やドライバーが、営業日以外(休業日)に予約作成するのを防いでくれる機能を搭載。また、最低作業時間の設定では、「自動割当機能」および予約作成時に「荷量から計算」を選択した拠点ユーザを対象に、最低作業時間(0~3600秒の間で設定可能)を加味し、予約作成時の希望時間に反映・表示できるようにした。さらに、拠点ユーザーIDと配送業者ユーザーIDの統合の機能により、拠点ユーザIDで、MOVO Berthで予約を受け付けている他拠点への予約が可能に。
 一方、既存機能の改良では①作業実績CSVダウンロード機能②バース表上カードからの、予約「取消承認」機能③ブロックカード「繰り返しの終了日」の有無指定④入場なしでの「退場」操作可能⑤受付システム単独利用時の表示設定⑥バース表最大化表示の維持⑦作業情報カードの幅調整――の7つの機能改善を実施。
 MOVO Berthは2018年3月のサービス開始以来、トラックの待機時間問題を解決するソリューションとして多くの企業が導入。さらにコロナ禍ではトラックドライバーと物流拠点の接触を回避するメリットもあり、利用するトラックドライバーは11万2千人を突破し、国内で7人に1人が利用しているという。