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20/09/09

NEXCO各社、大型車の駐車マスを増設

 中日本高速道路と西日本高速道路は9月より、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)の大型車の駐車マスの増設を進めている。物流の基幹となる高速道路ネットワークで、深夜の長時間駐車などによる大型車の駐車マス不足や、駐車エリア全体の混雑緩和を図る。
 NEXCO中日本東京支社は、東名高速道路足柄SAの駐車マス増設工事に着手。上りでは81台、下りでは79台分の大型車の駐車マスを増設する。同SAは、大型車エリアが夜間、小型車エリアが昼間に混雑しているため、今回の工事では、異なる車種の車に柔軟に利用できる兼用マスを増設。また、兼用マスとトレーラーマスの増設による大型車駐車可能台数を増やし、ダブル連結トラック優先駐車マスも整備する。 
 また同金沢支社では、平日夜間に大型車の駐車マスが不足し、駐車エリアが混雑する北陸自動車道の南条SA上りで、小型車と大型車のどちらでも利用できる兼用マスを整備。大型車の駐車可能台数を2・5倍に増やす。さらに、新たにダブル連結トラックが駐車できるトレーラーマスを3台分、障がい者専用マス(大型車)1台分を設置する。
 NEXCO西日本の九州自動車道では、深夜中心の大型車の駐車マス不足など、駐車エリアの全体の混雑緩和のため、玉名PA下り・緑川PA下り・宮原SA上りで大型車の駐車マスの増設工事を実施する。