- 船・鉄道
20/09/07
JR東、「新幹線物流」でサービス拡大
JR東日本(本社・東京、深澤祐二社長)は9月から、新幹線やJR他社と連携し、これまでよりも拡大した物流サービスを展開する。列車の速達性や定時制を活用し、地域に根差した企業などの販路拡大を後押しする。
具体的には、①在来線と新幹線を組み合わせた地方都市間物流の実施②荷主のニーズに応じて対象列車を増便し定期輸送を拡大③電子部品など速達性を生かしたグループ外の新規荷主開拓——などを実施。
また物流企業と連携し、商品を消費者の自宅などへ届けるサービスを始めるなど、順次サービスの拡大を進めていく。
9〜10月には、長野のブドウを東京駅、秋田の枝豆を大宮駅や上野駅へ輸送し直販する。また、地方—首都圏だけでなく、地方間輸送の取り組みとして、福島や青森の産品を函館駅で販売。在来線の特急を使った物流網の構築として、静岡県伊豆地方の産品や茨城県の産品を東京圏で販売する。