- 物流企業
20/09/04
ヒューテックノオリン、船舶を利用した中継輸送を実施
ヒューテックノオリン(本社・東京、綾宏將社長)は10月から、商船三井フェリー(同・同、尾本直俊社長)と連携し、関東と九州エリア間の輸送をRORO船での内航海運輸送に転換するとともに、発地港と着地港とで船舶を利用した中継輸送を実施する。
ヒューテックノオリンの千葉や埼玉、神奈川にある営業所から東京港へ輸送。トラックのみをRORO船に積載、船で福岡県苅田港まで移送する。その後、苅田港で別のドライバーが乗り込み、山口や福岡、熊本などの営業所まで運行する。運行の固定化による積載効率の向上も期待できる。
同社では、以前から関東エリアと九州エリア間の冷凍食品の輸送は主に委託先運送会社の車両で行っていた。しかし、ドライバーの労働時間の長時間化や慢性的なドライバー不足、安定した輸送業務への不安、トラックのCO2(二酸化炭素)排出問題など、多くの課題を抱えていた。
今回の取り組みにより、トラックドライバーの労働時間83%削減、CO2排出量55%削減を目指す。