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20/08/27

佐川GL、スペースシェアリングサービスを全国で開始

 佐川グローバルロジスティクス(本社・東京、森下琴康社長)は8月20日、スペースシェアサービスを全国展開する。7月から一部地域でトライアル運用していたもので、未稼働時間の倉庫スペース、マテハン機器を有効活用したオーダーメイドのシェアリングサービスだ。
 スペースシェアサービスは、倉庫スペースやマテハン機器を顧客同士でシェアするサービス。社会環境の変化などに伴い、販売チャネルの多様化を目的にEC(電子商取引)市場への参入希望者が増加している。それによって物流事業者へのニーズも多様化し、マテハン機器導入などの初期投資を抑え、物流作業をアウトソースしたいという声も多い。
 そこで同社は、未稼働時間の倉庫スペース、マテハン機器を有効活用。保有する倉庫約80拠点、総床面積約50万平方メートルを対象に、既存の顧客が使用していない時間・期間にマテハン機器なども一緒にシェアすることを希望する顧客に最適なソリューションを提案。多様なニーズに対応する。
 スポット発送が発生した利用者にとっては、期間・スペースなどのニーズに合った最適解を、簡単な手続きですぐに利用できる。作業内容に合わせたマテハン機器のシェアも可能なため、導入に必要な初期投資などのコストを抑えることも可能。
 また、既存の利用者にとっては、夜間・祝日などの未稼働時間、または閑散期などで使用していないスペースを他の利用者とシェアすることで、物流コストを削減することができる。