- 物流企業
20/08/25
ヤマトHD、9月に制服刷新
ヤマトホールディングス(本社・東京、長尾裕社長)のセールスドライバーや窓口受付スタッフの制服が9月16日から、新デザインに切り替わる。「働きやすさ」と「環境への配慮」をコンセプトに、東レと帝人フロンティアがオリジナル素材を開発。デザインはデザイナー相澤陽介氏が担当し、同社の新たな100年に向けた革新的な制服だ。
「働きやすさ」では、新素材設計で伸縮性と強度、耐久性を向上したほか、高輝度の反射材を採り入れて夜間の安全性を確保。帽子はつばを短くして車両運転時の視認性を高めた。安全靴は衝撃吸収性を向上させ、防寒着・ブルゾンは撥水性を高めた。
「環境への配慮」では、東レと帝人フロンティアが開発した植物由来PET素材を制服生地に採用し、エコマーク認定も取得。制服リサイクルでも資源循環を促進する。
新制服はコーポレートカラーのグリーンとイエローを採用したデザインで、社員のモチベーション向上を図る。全国の同社員にヒアリングやモニタリングを実施してデータを集約し、改良を重ねてきた。また、植物由来PET素材はこれまで量産環境が未整備で生産コストが高いことが課題だったが、今回の制服開発で量産可能な生産環境を構築した。