- 物流企業
20/08/21
丸和運輸機関、日本物流開発の完全子会社化でEC強化へ
丸和運輸機関(本社・埼玉県吉川市、和佐見勝社長)は日本物流開発(同・東京、川底孝一郎社長)を完全子会社化し、EC(電子商取引)物流事業を強化する。日本物流開発の発行済株式154株のうち51%を8月31日に取得し、残りは9月30日に株式交換する。
日本物流開発のEC物流事業実績や物流加工技術、東京・埼玉・茨城での強固な地盤を評価し、数年前から経営統合を打診していた。今後、日本物流開発の経営資源と同社の総合物流機能と掛け合わせ、両社の企業価値向上を目指す。
EC物流事業は、同社中期経営計画のコア事業のひとつ。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で個配ニーズが高まり、大規模小売業がオムニチャネルへシフト、インバウンド需要をカバーする越境EC取扱高が増加している。丸和運輸機関は、これまで海外よりEC化率が低かった国内でも、「EC物流事業はこれから大きく伸長していく」とみている。