- 物流企業
20/08/17
三井倉庫ロジ、上新電機と共同で物流センター開設
三井倉庫ロジスティクス(本社・東京、鳥井宏社長)と上新電機(同・大阪、金谷隆平社長)は8月7日、共同で物流網の再構築に着手した。商品の安定供給とEC(電子商取引)需要拡大に備える。
具体的には、大阪府茨木市の「ロジスタ・ロジクロス茨木彩都A棟」に上新電機の新設大型ロジスティクスセンターを設置する。拠点の集約に加えて、先端物流機器を導入しECに関する業務処理能力を大幅に向上。同時に実店舗への安定的な商品供給も実現する。
新センターの所在地は、大阪府茨木市彩都もえぎ1ノ3ノ2。名神高速道路茨木インターチェンジ(IC)まで約2・5キロメートル、新名神高速道路茨木千提寺ICまで約6・5キロメートル。延べ床面積は約11万6000平方メートル。柱RC造(5階S造)、梁S造、地上5階で免震構造。
IoT(モノのインターネット化)やAI(人工知能)を活用した物流システムを構築。最新のマテハン機器を導入し、省力化・省人化を実現。労働人口減少下でも、安定した物流能力の供給を可能にする。
消費者のライフスタイルの変化でEC需要が高まる一方で、実店舗の重要性も注目されている。両者は物流網の再構築を通じ、災害時などのリスク時でも安定供給を続け、売り上げと利益の拡大につなげる。