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20/08/03

日通、クラウド型決算プラットフォームで経理をデジタル化

 日本通運(本社・東京、齋藤充社長)は8月3日、経理部門をデジタル化するクラウド型決算プラットフォームを導入した。決算業務の標準化・可視化・自動化の実現と経理業務負荷削減を目指す。リモートでも作業できる環境を構築し、バックオフィスの働き方改革を後押しする。

 採用したのは、ブラックラインとSAPジャパンの協業ソリューション「SAP® Account Substantiation and Automation by BlackLine」。口座残高をはじめとする諸勘定の照合作業や勘定整理の自動化、グループ各社の決算タスクの標準化と決算進捗状況のモニタリング、Excelなどによる属人的なタスク管理からリアルタイムに可視化されたタスク管理への転換、決算業務プロセスの可視化によるグローバルガバナンスの強化を図る。
 同グループ内にはこれまで複数の会計システムが混在し、データの取りまとめが非効率だったほか決算業務のタスク進捗度なども可視化されていなかった。この課題解決の手段として、今回のソリューションが採用された。第一段階として本社と一部子会社に「タスク管理」「勘定照合」の2機能を導入。段階的にグループ全体に導入し、決算入力作業、確認作業の効率化を目指す。

 

決算業務における「SAP Account Substantiation and Automation by BlackLine」の利用範囲