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20/07/31

ヒガシ21、長期経営ビジョンと新中計を策定

 ヒガシトゥエンティワン(本社・大阪市、児島一裕社長)は、さらなる成長加速を実現するための長期ビジョン「ヒガシ21グループ VISION2030」と「中期経営計画2023」を策定した。
 同社グループは創業80周年に向けた「長期ビジョン2025」のもと、2018年に公表した「第二次3カ年計画(対象期間2019年3月期~2021年3月期)」の最終目標であった売上高250億円、経常利益10億円を当初の計画を上回るスピードで1年前倒しで達成した。
 新長期経営ビジョンの課題としては、労働力不足や働き方改革への対応、IT技術の活用のほか、SDGs等の社会的課題解決への貢献・自然災害やパンデミックを含めたリスク対応力の強化など。また、グループ経営の最適化に向けた、ホールディングス機能やコーポレートガバナンスの一層の強化と、新経営体制への転換を機に新長期ビジョンを定め、新たな成長のステージに対応するより盤石な組織体制を再構築する。
 新中計では、SDGsの達成を目標とするESG経営を基本方針とし、グループ売上目標として300億円、3年累計営業キャッシュフロー36億円、重点事業領域売上占有率45%を設定。他社が模倣困難な同社グループの強みを進化させ、物流設計能力の根幹となる人の採用と教育、物流設計に欠かせないITを活用した サービス力の進化を重点経営戦略とした。
 さらに、新型コロナ感染症拡大を受けた対応として、時差出勤やテレワークの推進などの人事施策のほか、eコマースの中核となる3PL業務への注力などを進めていく。