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20/07/31

三松物流システム、移動型コンテナ診療所を開発

 コンテナ住宅の製造・販売を手掛ける三松物流システム(本社・熊本市、鐘ケ江公一社長)は新たに移動型コンテナ診療所「どこでもクリニック」を開発。7月30日から注文を受け付けている。設置・移動・撤去が簡単な施設の提供で、医療現場を支える。

 新型コロナウイルス感染拡大で切迫する発熱外来用、感染症病室、ICU対応病室、ドライブスルー式PCR検査用、医療従事者用宿泊施設など全7タイプ8型で、それぞれ感染症対策をとった設計。トラックで輸送し設置するだけで、用途に合わせた医療スペースが確保できる。電気や水回りなどの基礎工事にも対応する。コンテナの壁は厚さ10センチの多重断熱構造で、全タイプにエアコンを標準装備。
 「医療現場における院内感染や二次感染を防ぎたい」、「感染者への対応施設を拡充したい」、「医療用仮設テントでは台風など自然災害時に不安が残る」などのニーズにこたえて開発した。

PCR検査用

ドライブスルー式PCR検査用

感染症病室用