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20/07/31

博運社、本社敷地内に医薬品GDP対応ターミナルを新設

 九州を中心に医薬品輸送を手掛ける博運社(本社・福岡県志免町、眞鍋和弘社長)は2020年9月、医薬品GDP(適正流通基準)ガイドラインに基づいたターミナルを建設する。医薬品GDPを満たすことで、より安心で安全な輸送サービスの向上につなげたい考え。
 新ターミナルは、同社の本社敷地内に建つ医療用医薬品倉庫の1階部分の常温ターミナルスペースを改築する形で新設する。
 同社ではこれまで物流効率化の観点から、医療用医薬品の輸送は、基本的に神戸営業所(GDP対応施設)からダイレクトに医薬品卸へ届けていた。しかし、一部の医薬品や共同運行貨物に関しては、医療用医薬品倉庫の常温ターミナル内で積替えを行っていたため、医薬品サプライチェーンの輸送品質維持が喫緊の課題となっていた。
 今回、同社がGDPを順守したターミナルを新設することで、ターミナル内での積替え時にも品質を保持したまま医薬品を流通させることが可能となった。