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20/07/22

トラック4メーカー、隊列走行に向け協調技術搭載車を商品化へ

 いすゞ自動車、日野自動車、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスのトラックメーカー4社は7月20日、トラック隊列走行の商業化に向けて、協調技術搭載車の商品化で対応すると公表した。
 隊列走行は、異なる物流企業が、異なるメーカーの異なる仕様の車を使って行う。実現のためには、前を走る車の加減速に合わせて、後ろの車が違和感なく制動できなければならない。それを行うのが、定速走行・車間距離制御装置(ACC)と、車線維持支援装置(LKA)などの協調技術だ。
 今後は、安全を最優先事項に、物流企業や一般ドライバーなどの理解を深めつつ4社による共同実証実験の結果で得られた技術を反映させた「ACC+LKA」搭載車の商品化を進めていく。
 トラックメーカー4社は後続車有人システムの商品化を通じ、さらなる利便性向上に取り組む。今後も物流企業などから意見を求めていくとともに、政府との継続した議論を通じたインフラ支援や制度整備の進ちょくと併せて、協調型車間距離維持支援システム(CACC)の開発などに取り組んでいく意向だ。