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20/07/20
ワコール、ECビジネス強化へ2022年滋賀県のセンターを拡張
ワコール(本社・京都市、伊東知康社長)は自社EC(電子商取引)ビジネスの成長強化を狙い、2022年秋、ワコール流通の守山流通センターを拡張する。発送業務の効率化を図り、物流倉庫を一元化。独自のオムニチャネル戦略の推進に向けた物流モデルを構築する。
増築される同センターの所在地は、滋賀県守山市千代町1番地1。7月から着工し、2022年1月しゅん工、同年9月稼働を目指している。延床面積は、既設の3万9600平方メートルに新設の2万4090平方メートルを加え、計6万3690平方メートルとなる。倉庫面積が1・6倍、発送能力は1・3倍に増強され、現在は外部委託している一般顧客向け配送業務を自社運営に切り替える。
同センターは2006年の稼働以来、主に国内の卸売事業の物流拠点として入荷・在庫管理・ピッキング、発送などの一貫した物流システム体制を構築してきた。今回のセンター拡張で、独自のオムニチャネル戦略で進めるオンラインとオフラインの連携・融合に対応する物流の一元体制を構築。自社ECビジネスの成長を図り、さらなる生産性向上や省人化を進めていく。