- 物流企業
20/07/20
佐川、山梨県で農産物出荷用集荷場を運用
佐川急便(本社・京都、本村正秀社長)と農業研究所(同・和歌山市、堀内寛社長)は7月8日、山梨県にある佐川急便の営業所に農産物出荷用の集荷場「南アルプス集荷場」を開設した。大消費地の首都圏と隣接している立地を生かし、青果類の販路拡大と産出額増加、生産者の収入源増を目指す。
所在地は山梨県昭和町築地新居大島889。名称は、佐川急便山梨営業所「南アルプス集荷場」。稼働日は月曜、水曜、金曜。登録した近隣農家の農作物を集め、佐川の物流ネットワークを活用し、原則翌日には店頭に届ける。
両社は2017年7月から長野県須坂市の佐川急便長野営業所を活用した集荷場運用のトライアルを行い、これにより地元生産者に対して販路拡大に一定の効果が見込めたことから19年1月に本格運用を開始した。
今回の開設により、佐川急便施設を活用した集荷場は3カ所目となる。都市部の消費者は同県産の新鮮な青果類を安価に購入することが可能になる。