• 物流企業

20/07/17

ヤマトロジ、調剤薬局向けサービスでアルフレッサと提携

 ヤマトロジスティクス(本社・東京、小菅泰治社長)とアルフレッサ(同、福神雄介社長)は6月26日、遠隔での薬剤処方の発展を見据えて調剤薬局向けに資材調達から配達・決済までをトータルでサポートするサービスの共同開発、拡販に向けて合意した。
 現在、新型コロナウイルスの感染症拡大を受けてオンライン診療などの遠隔医療の分野で規制緩和などの急速な変化が予想されている。ヤマトグループの中で、法人向けサービスを展開するヤマトロジと医薬品の卸であるアルフレッサは相互のノウハウを共有し、遠隔医療を支える流通サービスを確立する。
 具体的には、ヤマトグループが調剤薬局から患者への処方薬配送に関する資材調達から配達、各種決済までをサポートするサービスを提供。アルフレッサが、自社の顧客網を活用し、調剤薬局にサービスの紹介を行う。
 また、同日、ヤマト運輸のホームページ内に調剤薬局向け専用サイトを開設した。サイト内では、遠隔処方に関連する各種サービスやこん包資材などの情報を掲載した。
 両社は今後、合意に基づき遠隔処方向けサービスのさらなる向上と、宅配専用資材などの開発に取り組む。併せて、市場変化を踏まえた新たなビジネスモデルの構築を目指し、提携を深めていく方針だ。