• 物流企業

20/07/14

関通、2021年2月期業績予想は大幅増

 物流サービス事業の関通(本社・大阪府東大阪市、達城久裕社長)の2021年2月期業績予想は、売上高が前期比27.0パーセント増の92億7000万円、営業利益は同48.6パーセント増の4億3200万円で、大幅増を見込んでいる。BtoCのEC(電子商取引)市場が拡張傾向のなか、2019年3月から提供開始した楽天スーパーロジスティクスサービスの売上が順調に推移。既存顧客の出荷数量増加にともなう物流サービス効率化とともに、インターネット経由の新規顧客獲得も強化し、増収の見通しだ。

 物流業界は新型コロナウイルス感染拡大防止の緊急事態宣言下でも、社会生活のインフラとして機能。同社は既存顧客の物流サービス効率化を推進し、在宅勤務に対応するリモートでの商談機会の拡大に取り組んだ。宣言解除後は、企業の経済活動回復によって新規商談が進展すると見込み、引き続き物流サービスの生産性向上を継続する。また、6月から再開したセミナー「学べる倉庫見学会」への誘導など、インターネットを通じた新規顧客の獲得強化を図る。

 業績予想は、2020年3月から同6月までの実績値に同7月から2021年2月までの予想値を勘案して算出。7月14日の取締役会で決議した。