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20/07/14

メディセオ、浦安市にメディカル流通センターをしゅん工

 メディパルホールディングス(本社・東京、渡辺秀一社長)の子会社メディセオ(同、長福恭弘社長)は7月15日、千葉県浦安市に「メディカル流通センター東京」をしゅん工する。医薬品のGDP(適正流通基準)に準拠した高水準の物流機能を備える多目的医薬品流通センターで、医療用医薬品などを扱う物流会社やメディパルホールディングスのグループ会社へ賃貸する。

「メディカル流通センター東京」外観

 所在地は千葉県浦安市港76ノ1。敷地面積は2万6447平方メートル、鉄骨造の地上3階建てで延床面積は3万7781平方メートル。業務提携するDPネットワークが展開するGDP対応の輸送サービス「DP-Cool」に準拠した温度管理システムを採用することで、24時間365日の温度監視など厳格な管理を可能とした。
 10トン車、4トン車に対応する温度管理専用ドックを設置。医薬品専用トラックバースで荷受することにより一定の温度帯で安定した品質管理を実現する。偽薬対策ではIDカードを使った入退館システム、監視カメラにより、部外者が入館不可能な環境を構築して偽薬などの混入を防止。ホコリ・塵(ちり)対策として、床素材にノンワックスリュームカーペットを採用。防虫防鼠・空気環境測定の総合環境衛生管理により万全の衛生管理を実現した。
 また、商品ラックに棚免震装置「ミューソレーター」を施すとともに、自家発電設備、瞬時電圧低下補償装置を設置。自然災害時にも、安定して供給できる体制を整えている。