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20/07/09

日立物流、物流環境特別賞を受賞


 日立物流(本社・東京、中谷康夫社長)は7月6日、第21回物流環境大賞で、「物流環境特別賞」を受賞した。
 東京ー北海道間の産業廃棄物輸送で受賞した。もともと日立物流は、産業廃棄物粉砕処理後に有用物を回収した残りかすであるシュレッダーダストの輸送で、コンテナ船を活用していた。近年需要が伸びており、対応するために独自に新型専用コンテナを開発。輸送効率の向上と二酸化炭素排出量の削減を実現したことが評価されたもの。
 新型専用コンテナでは、①天蓋着脱方式による積載量の向上(天面圧縮積載が可能) ②両側面8分割式観音扉による荷卸作業効率の向上 ③ハイキューブ化(背高)による積載量の向上ーーを行った。月間物量が2000トンの月は、旧コンテナでは125本必要だったものが新コンテナでは88本で積み込み可能となり、月間37本の削減を実現した。この取り組みは、CO₂排出量削減にも寄与し、旧コンテナ比で31.9トン(28%増)の削減を実現している。