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20/07/07

大和物流、海老名市に物流施設を建設

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は2021年7月、神奈川県海老名市に首都圏広域を商圏とする企業向けの物流施設「海老名物流センターⅡ」を稼働する。
 所在地は神奈川県海老名市社家嵯峨野274ノ1ほか。圏央道・海老名インターチェンジから約2.5キロメートル、東名高速道路・厚木ICから4.6キロメートル、新東名高速道路・厚木南ICから3.2キロメートルと首都圏広域をカバーできる。敷地面積は1万5341平方メートル、鉄骨造2階建てで、延床面積は1万4777平方メートル。トラックバースは、重量物の取扱いに適した低床式ホームで、一部に掘り下げ式の高床式ホームを採用しており、海上コンテナにも対応できる。
 また、奥行10メートルの庇(ひさし)を備えているため、天候に左右されない入出庫も可能だ。貨物用エレベータと垂直搬送機をそれぞれ2基設置し、上下搬送の効率化にも配慮した作りとなっている。
 同センターから約200メートルの場所には、住宅部材などの輸送配送業務を担う「海老名物流センター」があるため、繁忙期には、こちらの物流施設と車両や人員を共有・連携し、効率的な輸配送や作業シェアリングを行う安定的な施設運営が期待できる。JR東日本相模線「社家駅」からも約1キロメートルと、職住近接の就労環境も整っている。
 同社は、同センターの運営を通じ、関東エリアにおける物流事業のさらなる拡大に取り組んでいく意向だ。