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20/07/01

大和物流、中ロット建材の共配サービス開始

 大和物流(本社・大阪市、木下健治社長)は7月1日、建材や設備機器などの中ロット貨物の共同配送のサービスを開始した。
 昨今の貨物小口化で、重量物、長尺物、異形物などは路線会社から拒否、または運賃割り増しをされるケースが増え、発送手配の手間や輸配送コスト管理に大きな影響が出ている。そのような状況下で、同社に対する中ロット貨物の相談が増えてきたことから、これまで構築してきた共同配送網を拡大・強化。より多くのメーカーやサプライヤーの要望への対応を可能にした。
 同サービスは、全国の2次配送拠点を起点に、トラック1台に満たない中ロットの貨物を効率的に積み合わせ、エリア内の各現場へ共同配送する。建材のほかに住宅設備や電気設備、産業機器など、平ボディ車、クレーン付車での配送を必要とする幅広い貨物、荷姿に対応する。
 サービスの利用で、配送の効率化や安定的な車両の確保ができるほか、現場の状況に合わせた日程・納品形態で貨物を届けることで、現場作業の生産性向上にもつながる。
 今後は、全国の拠点を活用し、集荷便や幹線輸送のネットワークも順次拡大していく予定。

サービス概要図