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20/06/30
ヤマトロジ、6月からスマホ向け保険を提供
ヤマトホールディングス傘下のヤマトロジスティクス(本社・東京、小菅泰治社長)は6月29日、スマートフォンを対象とする保険サービスを開始した。
新サービス「スマホもしも保険」は、スマホの購入後に保証サービスへの加入を希望する人やメーカー保証期間が満了した人などを対象に、破損や汚損などの事故によって生じたスマホの修理費用を補償する保険。対象となるのはクロネコメンバーズの登録者で、保険会社が指定するスマホであれば、新品のスマホだけでなく、使用中のスマホやフリマサイトなでで購入した中古スマホ、SIMフリー端末でも補償の対象となる。
クロネコメンバーズサイトにアクセスし、クロネコ「もしも保険」申し込み専用サイトから申し込む。修理に関する一連の手続きは、ヤマトグループが対応するため、面倒な手続きは不要。修理窓口で受付後、7~10日程度で修理済のスマホが戻ってくる。
月額200円のライトプランの補償内容は、破損、汚損。1回の保険上限金額は5万円、自己負担額は3千円、保険期間通算共通支払上限額は10万円。対象者は中古・SIMフリー・MVNO利用者。
月額470円のスタンダードプランの補償内容は、破損、汚損、水濡れ、故障、データ復旧、盗難・紛失。1回の保険上限金額は10万円、自己負担額は3千円、保険期間通算共通支払上限額は20万円。対象者はすべてのスマホ利用者。
2019年10月に施行された「改正電気通信事業法」により、スマホ端末単体をEC(電子商取引)サイトや中古ショップで購入するニーズが高まった一方、ショップによっては保証サービスがなく、メーカー保証期間が過ぎた中古スマホが破損や故障した場合、高い修理代を支払うケースが増えている。
同社は今後、「もしも保険」の提供をスマホに限らず、テレビ・冷蔵庫・パソコン・カメラなどにも広げていくことを検討している。