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20/06/16

鴻池運輸、愛知県愛西市に飲料メーカー製品向けの配送センターを稼働

愛知西配送センター 外観

 鴻池運輸(本社・大阪市、鴻池忠彦社長)は6月15日、愛知県愛西市に飲料メーカー向けの高効率な物流サービス拠点「愛西配送センター」を稼働した。物流体制の見直しを図りながら、東海エリアでの倉庫・配送業務を強化・拡充を目指す。
 同センターの所在地は愛知県愛西市西保町。東名阪自動車道・弥富インターチェンジ近くに位置し、規模は鉄骨造3階建て延べ約1万5000平方メートル。愛知県下では同社3つめの物流拠点で、主にビール、洋酒、食品などの保管・配送拠点としてサービスを提供する。効率の高い運営と現場の労働力負荷軽減に取り組むため、施設内には住友重機械搬送システムの自動格納ラック「マジックラック®」を導入したほか、エレベーター1基、垂直搬送機3基、常温倉庫(うち、130平方メートルが定温倉庫)、トラック予約システムなどを整備し、太陽光パネルや蓄電池も今後設置する予定。

自動格納ラック「マジックラック®」

 同センターの開設によって、同社の大府配送センター(愛知県大府市)が使用していた外部倉庫数拠点が集約されるため、トラック輸送が減り、二酸化炭素排出量が30パーセント減らせることや、トラック予約受付システムの導入による荷受け作業の効率化、ドライバーの待ち時間を約60パーセント削減する計画があることから、同センターは国交省から「物流総合効率化法に基づく総合効率化計画」として認定も受けた。