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20/06/08
ミツカン、段ボール物流効率化実証実験でトラック台数を2割削減
Mizkan(本社・愛知県半田市、吉永智征社長)は、ミツカン栃木工場で使用する段ボールの物流効率化実証実験で、1日あたりの納入回数を約2割削減できることを実証した。ホワイト物流の実現に向けた、レンゴー(同・大阪市、大坪清会長)と共同での取り組み。実験は2019年10月から2020年2月の間、3回実施した。
従来はミツカンからの発注に合わせて、レンゴーがその都度、独自に段ボールの生産計画と納入・配送計画を立てて業務を行っていた。実証実験ではまず、ミツカンが製品の生産計画を提示し、レンゴーがそれに応じて生産計画と納入・配送予定表を作成。その予定表を、ミツカンが確認または修正して承認した上で、レンゴーが納入・配送計画を確定することとした。
実験の結果、1日当たりのトラックの平均便数は従来の6・6台から5・4台となり、約2割の減便を実現。これによりトラック運転者の労働時間は年間480時間減、CO2の排出量は年間6・07トンの削減となる。
従来のやり方では、双方が互いの業務計画を把握していないため、日によって納入時間、積載量にばらつきがあり、低積載率での輸送や配送便数の増加につながっていた。情報共有することで、そうした無駄を解消する。