GROUNDと日本ユニシス、共同で「物流エコシステム」開発へ

　GROUND（本社・東京、宮田啓友ＣＥＯ）と日本ユニシス（本社・同、平岡昭良社長）は６月４日、新サービス「物流エコシステム」を開発する共同事業を立ち上げた。日本ユニシスが約２億円を出資。両社のノウハウを共有し、先端テクノロジーを活用した物流倉庫内のデータ化・最適化で、物流の課題解決を目指す。
　共同事業の目玉は、GROUNDのＡＩ物流ソフトウェア「DyAS（ディアス）」などLogiTech🄬ソリューション事業の拡大・加速、そして次世代型物流プラットフォームの開発だ。段階的に、まず今年から2021年にかけて物流・ＥＣ（電子商取引）事業者のハードウェア・ソフトウェア・リソースを連携・統合・分析・管理するサービスを共同開発。22年にかけて共同開発したサービスをLaaS（Logistics as a Service）モデルとして提供するための事業を開発し、23年以降に「物流エコシステム」をリリースする計画。
　日本ユニシスは中期経営計画で「業種・業態の垣根を越え、さまざまな企業をつなぐビジネスエコシステムを創る中核となり、ビジネスと社会のデジタルトランスフォーメーションを実現するプラットフォームを提供する」としており、注力領域のひとつに「物流」を挙げている。