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20/06/04

Automagi、AIによるラベル読取技術を開発

 AI(人工知能)ソリューション「AMY」を開発するAutomagi(本社・東京、櫻井将彦社長)は6月3日、AIの技術を活用しラベル内に記載されたバーコードや文字情報を一括で読み取り、直感的かつ簡単に登録が可能な技術を開発した。

 入出庫時に商品に貼り付けられているラベルのバーコードを読み取って管理している現場は多いが、バーコードに登録されていない情報は目視のチェックに頼っているケースがほとんどで時間がかかっている。
 Automagiはこうした物流現場の声を聞き、今までのAIや光学式文字認識の開発実績を生かしてこの読取技術を開発。事前のラベルごとの個別設定は不要で、スマートフォンでラベルを撮影するだけで読み取った情報を在庫のデータベースやWMS(倉庫管理システム)に登録可能。バーコード以外の文字情報も瞬時に読み取れ、入出庫時の管理業務を大幅に削減できる。
 読取精度は撮影環境にもよるが活字で95%以上、画像撮影後2秒程度で文字情報の読取が可能。読取結果が違ったものはその場で簡単に修正ができる。
 今後は、入出荷検品業務に労力を割いている物流企業の運用に合わせて、読み取った情報の自動登録などの機能を追加していくという。また、導入検討の企業の他に一緒に拡販をしていくパートナーも募集する。