• 物流施設

20/06/02

大和ハウス、21年に中四国地域最大規模の物流施設

 大和ハウス工業(本社・大阪市、芳井敬一社長)は2021年11月、中国・四国地域で最大規模となる物流施設「DPL広島観音」をしゅん工する。

DPL広島観音 外観

 所在地は広島市西区観音新町4ノ2874ノ165ほか、工業団地「広島イノベーション・テクノ・ポート」内。敷地面積3万9551平方メートル、重量鉄骨造5階建て、延べ床面積9万6558平方メートル。
 1フロアあたりの面積は約1万9000平方メートル。最大10社(各階2社)のテナントが入居でき、45フィートトラックが最大32台接車可能なトラックバースを備え、各階に直接乗り入れることができるらせん状のランプウェイも設置するため、荷さばきなどの作業の効率化が期待できる。

「DPL広島観音」計画地

 立地は山陽自動車道五日市インターチェンジ(IC)と廿日市ICから約10キロメートルで、中国・四国地域だけではなく関西、北陸、九州地域へのアクセスも至便。広島市の中心部から約5キロメートルで、職住近接の就労環境としても優れている。広島港からは約3キロメートルで、化学工業品や金属などの海運輸送を中心とするテナントから、市内中心部へのアクセスを主とする企業まで、幅広く需要を見込んでいる。

 建築計画は水害や緑化にも配慮。水害対策では、地盤面と倉庫フロアを引き上げて「広島市洪水ハザードマップ(高潮編)」の想定最高潮位よりも高い床面高とし、台風や高波による水害リスクを低減する。