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20/05/28

スズケン、デジタル医療を推進するサスメドと業務提携

 医薬品卸大手のスズケン(本社・名古屋市、宮田浩美社長)は5月11日、医療用アプリやAI自動分析システムなどデジタル医療を推進する研究開発型企業サスメド(同・東京、上野太郎社長)と資本業務提携をした。スズケンの持つ医薬品流通に係るデータを活用し、医薬・医療品分野の流通プラットフォームを構築する。
 サスメドは、データ改ざんが困難であるブロックチェーン(分散型台帳)技術を医療分野において利用することで、従来の方法よりもセキュリティレベルを向上させると同時に、費用対効果が高く、かつ正確性が担保されたデータ管理を実現するシステムを開発している。
 スズケンとサスメドはスズケンの持つ経営資源に、サスメドの持つデジタル医療基盤を組み合わせ、IoT(モノのインターネット化)を活用したプラットフォームへと進化を図る。具体的には、治験薬物流の拡大や、ヘルスケア関連事業での新たなビジネスモデルの構築などを進める。
 スズケンが、サスメドが新たに発行する優先株式を2・5~3・0%程度引き受ける方針。