- 物流企業
20/05/21
英国日通、英国で医薬品の流通に関する認証を取得
日本通運(本社・東京、斎藤充社長)の現地法人英国日本通運は4月15日、イギリスのロンドンヒースロー空港近郊の自社倉庫内で医薬品の流通に関する認証を取得した。
今回認証を受けたのは、英国で医薬品・医療製品に関する規制を行う省庁が定める卸売に関する認証のWDA(Wholesale Distributor Authorisation)とGDP(適正流通基準)。
英国日通は、自社倉庫内に、-18℃(冷凍)、2℃~8℃(冷蔵)、15℃~25℃(定温)の3温度帯の温度管理機能を備えた空調施設を新設し、同施設による一時保管業務と国際温度管理輸送サービスを組み合わせ、医薬品産業の利用者の物流ニーズに対応していく。
英国は、世界的大手製薬企業に加え、数多くの中小規模のバイオ医薬企業や世界的水準の大学・研究機関が数多く存在し、医薬品開発と製造の集積拠点となっている。日通は、経営計画の中で重点分野に位置付ける医薬品産業へのサービス品質を高度化し、ニーズの取り込みを図る方針だ。