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20/05/15

苫小牧埠頭、苫小牧港に温度管理型冷凍冷蔵倉庫をしゅん工

 苫小牧埠頭(本社・北海道苫小牧市、橋本哲実社長)は4月28日、北海道苫小牧市で同社が運営する温度管理型冷凍冷蔵庫「北海道クールロジスティクスプレイス」をしゅん工。5月下旬以降に営業を開始する。

北海道クールロジスティクスプレイス 外観

 所在地は、北海道苫小牧市弁天1。苫小牧東港に立地し、苫小牧国際コンテナターミナルに隣接している。また新千歳空港に近接、高速道路、札幌圏、苫東産業地域と連携する。敷地面積は2万8441平方メートル、鉄筋コンクリート造の地上5階建てで、延床面積は1万4738平方メートル。収容能力は2万200トンで、その内訳は冷蔵7500トン、冷凍7700トン、冷凍・冷蔵切替5000トンとなる。自動温度制御や自動倉庫などの省力化設備のほか、省エネ・環境対策として外断熱工法、自然冷媒機器を採用。またBCP(事業継続性)対策として津波避難場所機能、免震装置、非常用発電機を備える。
 苫小牧埠頭は、苫小牧港において「食」の新たな物流拠点を形成し、道産品の新たな物流モデルを構築して、食品出荷の平準化、食品加工業の育成、道産品の混載・共同化、空港と連携した輸出入体制の強化などの取り組みを進めている。新倉庫は、そうした取り組みの中核施設となる。