• 物流企業

20/05/14

上組、2025年3月期売上高3100億円を目指す

 上組グループ(本社・神戸市、深井義博社長)は、2025年3月期を最終年度とする5カ年中期経営計画を策定した。期間中は基幹事業の強化と海外事業の収益性強化に加え、新規事業の開拓も行い、2025年3月期売上高3100億円を目指す。
 新中計では、2025年3月期の連結売上高を2020年3月期比11・2%増の3100億円、営業利益を同21・6%増の300億円を目標とする。
 基幹事業の強化では、今後の市場成長が見込まれる冷蔵冷凍貨物やEC(電子商取引)関連貨物など、新たな貨物分野を開拓。グループの全国的なネットワークを活かし、顧客への積極的な物流改革提案をしていく。また、環境負荷軽減を視野に入れ、新エネルギーへの転換も進める。
 海外事業では、物流需要が増加するASEANへの事業参入などを進めていく。
 2020年3月期の連結業績は、売上高が2019年3月期比1・4%増の2788億1500万円、営業利益は同5・8%増の246億7900万円。港湾運送事業のコンテナターミナルへの投資や、輸出入・倉庫事業の各地区への積極的な設備投資が寄与した。