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20/05/08

スクロール、つくばみらい市に大型物流センター新設

 スクロール(本社・静岡県浜松市、堀田守会長)は5月20日、関東方面初の物流センター「スクロールロジスティクスセンターみらい(SLCみらい)」を稼働する。通販ソリューション機能を強化する狙いで、茨城県つくばみらい市に新設した。
 所在地は、つくばみらい市紫峰ケ丘3ノ36ノ1。敷地面積1万4976平方メートル。地上5階建て鉄骨造り、延床面積は約3万平方メートル。
 特徴は、安定したサービス品質とコスト効率を追求したセンター機能。保管効率を最大限に高めたストックエリア、配送リードタイムを最短にするための当日入出荷クロスドッグエリア、EC(電子商取引)受注問い合わせ処理やコールセンター機能を持たせたインテリジェントエリア、定量データの管理・分析、画像分析による最適導線などのマーケティング機能、化粧品製造、撮影・採寸・原稿作成などの設備や機能を備える。
 これまでの東海エリア、関西エリアの拠点に首都圏エリアが加わり、全国3大拠点での物流ネットワークを構築。配送ネットワークの連携で、さらに24時間・365日稼働、国内・海外直結の最速入出荷フローの構築で、EC・通販業務全般のジャスト・イン・タイム構想の完成を目指す。
 同社が強みとする「物流」の枠を超えてマーケティング・BPO・決済などの融合により付加価値を高めた「次世代CMR物流」を実現する象徴的なセンター「SLCみらい」。今後はソリューション事業のEC・通販物流の全国ネットワークの構築を加速させ、東海エリア(SLC浜松西、SLC浜松、SLC磐田)および関西エリア(SLC関西)とのシステム連携を図り、物流コストやリードタイムの最適化などのサービス改善を進める。