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20/05/01

トランコム、国交省の食品物流の効率化実証事業に採択

 トランコム(本社・名古屋市、恒川穣社長)は4月28日、国土交通省が公募した食品物流の効率化方策検討業務実証事業に採択された。
 採択されたのは、「菓子輸送における一貫パレチゼーションの実現」と「連結トラックを活用した共同輸配送、パレット管理システムの構築」の2事業。「菓子輸送における一貫パレチゼーションの実現」は、丸紅ロジスティクス(同・東京、栗原剛社長)と共同の取り組み。
 菓子輸送では、パレット輸送が広がっておらず、バラ積み輸送が常態化。製品の積み降ろし作業におけるドライバー荷役工数の増加、待機時間の長時間化などが大きな課題になっている。
 また、トラックドライバー不足を補うための輸送能力拡大が期待できる連結トラックの有効活用でドライバー不足を解消し、安定供給の仕組みの構築する。
 これら2事業ともに、製造業、卸売業、物流事業などの各事業者協業のもと、年6月~12月までの期間で実証を行っていくとしている。