- 物流企業
20/05/01
GROUND、AI物流ソフトウェアを三菱倉庫へ提供
GROUND(本社・東京、宮田啓友社長)と三菱倉庫(同、藤倉正夫社長)は2021年3月まで、両社で開発を進めるAI(人工知能)物流ソフトウェア「DyAS(ディアス)」を三菱倉庫の倉庫で展開する。
両社は、三菱倉庫の物流センターで2019年11月~2020年2月まで4カ月間の共同実験を実施。三菱倉庫の倉庫・物流センターのノウハウと、GROUNDの「DyAS」を組み合わせて出荷実績をAI分析。倉庫管理責任者に代わって最適な在庫配置をシミレーションし、効率的なピッキングオーダーの組み合わせと作業動線削減による倉庫内作業の生産性向上を図った。
今後は、20年5月を目途に、作業効率の高い在庫配置と生産性の高い作業指示などについてさらなる実証実験を実施。その結果を評価・検証した上で、21年3月までに三菱倉庫の既存倉庫での「DyAS」の本格導入を目指す。
また、将来的には、三菱倉庫が重点分野とする「医療・ヘルスケア」「食品・飲料」「機械・電機」などを取り扱う複数物流拠点へ順次展開する。