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20/04/27

日通短観、1~3月 荷動き指数マイナス38

 日通総合研究所(本社・東京、青山陽一社長)によると、1~3月の荷主の出荷動向を示す「荷動き指数」(速報値)は10~12月実績比9ポイント減のマイナス38の見通し=表。増税後の景気後退感が続くなか、さらに低下した。新型コロナの影響もあり、この先も下振れが懸念される。
 

 1~3月は、前年同期と比べ荷動き「増加」を見込む荷主が10~12月実績比2ポイント減の11%に対し、「減少」は同7ポイント増の49%、「横ばい」は同5ポイント減の40%を占める。
 業種別で見ると、調査対象15業種のうち「木材・家具」「その他製造業」「精密機械」「繊維・衣服」「電気機械」「消費財卸」「窯業・土石」など12業種でマイナス幅が拡大。プラスを示すのは「パルプ・紙」「鋼鉄・非鉄」の2業種のみ。地域別では全9地域のうち「北陸・信越」「北海道」「中国」を除く6地域でマイナスとなる見込みだ。
 

 

3月初旬に調査。製造・卸売業主要2500社のうち863社の回答を集約した。