• 物流企業

20/04/24

LOZIとSTANDAGE、システム連携で貿易の流れを効率化

LOZIと業務提携したSTANDAGE

スマートロジスティクス事業のLOZI(本社・名古屋市、Martin Roberts社長)と貿易総合プラットフォームサービスのSTANDAGE(同・東京都、足立彰紀社長)は4月23日、業務提携した。両社のシステム連携を行い、新たなサービス構築を図る。LOZIが物流トレーサビリティ、STANDAGEが国際決済や実務作業のサポートを担い、貿易および物流のさらなる効率化を目指す。
 LOZIは物流のモノの動きをスマートホンで可視化できる「スマートバーコード®」を提供している。ひとつのQRコードに格納されている文字列が、アクセスする人、端末、順番、場所、時間などによって可変する技術。トレーサビリティに活用することで、これまで分断されていたメーカー、物流会社、流通会社、消費者間でモノの動きを可視化し、サプライチェーン内で必要な情報のアップデートをひとつのバーコードで行える、としている。
 STANDAGEは貿易の売り手と買い手のマッチングから決済、ファイナンス、貿易実務作業のサポートを行う貿易総合プラットフォームサービス「Shake HandsContract(SHC)」を提供。ブロックチェーン技術で決済方法に暗号資産を利用し、同社によると既存の商流と比べ送金手数料を最大90%削減、貿易実務期間も最大2週間短縮、作業コスト約60%削減。これにより、これまで海外企業との取引ハードルが高かった中小企業にも新たな貿易の機会を提供したい、としている。