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20/04/24

国交省、標準的な運賃を告示

 国土交通省は4月24日、改正貨物自動車運送事業法により設けられた「標準的な運賃の告示制度」に基づき、標準的な運賃の告示を行った。持続可能な物流の実現に向け、トラック運送業の取引適正化・労働条件の改善を促進する。
 運転者の労働環境が長時間労働・低賃金の状況にあるトラック運送業では、運転者不足が課題であり、改善を図るため、貨物自動車運送事業法の改正が行われた。
このうち「標準的な運賃の告示制度」は、法令を遵守して持続的に事業を行っていくための参考となる運賃を示すことで、ドライバーの労働条件を改善し、トラック運送業の機能を維持するのに効果的として設けられた制度。運輸審議会からの答申を踏まえて行われた。
 国交省はトラック運送業の取引適正化を通じて、運転者の労働条件の改善、持続可能な物流の実現に向けて取り組む。